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雄川堰(小堰・石橋含む)

最終更新日:2014年09月17日

指定:平成22年3月26日  町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡地内
見学:常時可

20 雄川堰 

 

  雄川堰は、一級河川雄川より取水し小幡地区を北流して北方の水田地帯を潤している。開削の時代は不詳であるが、織田氏が江戸時代初期に小幡への陣屋移転を計画した寛永6年(1629)から、工事が完成した寛永19年(1642)の間に改修等がなされ、現在見られる姿になったと考えられている。
 雄川堰は大堰とも呼ばれ、武家屋敷地区の東側を北流しながら途中で二手に分流し、横町を迂回して再び大手門前で合流し、町屋地区を貫流して下流の水田地帯を潤している。
 大堰より三箇所の取水口を設けて、武家屋敷地区内を網目状に張り巡らされている水路が小堰である。三箇所の取水口は、上流より一番口(一升枡の大きさ)、二番口(五合枡の大きさ)、三番口(三合枡の大きさ)と呼ばれ、先人の工夫が見られる。
 町屋地区の雄川堰には47箇所以上の洗い場が設けられ、かつては12の石橋が架かっていた。
 指定の対象は、雄川からの取水取入口より上信越自動車道までの約3.4km、小堰は一番口小堰の延長約2.1km、同二番口小堰延長約1.0km、同三番口小堰延長約1.9km、外馬場堰約0.6km、総距離は約9kmである。

 

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住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
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