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中小路の石垣(山田家)

最終更新日:2013年11月19日

指定:平成22年3月26日 町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡601ー1 他
見学:常時可

26 中小路の石垣(山田家) 

 この石垣は、『上州甘楽郡小幡御陣屋御引渡絵図写』明和4年(1767)に描かれており、明和4年以前に構築された。
 喰い違い郭が設けられている石垣は、20×30cm、20×40cmの石を矢羽積とし、南北方向の長さ55.6m、高さ1.7mで、ここから北側の石垣の高さは1m以内となる。大奥と呼ばれている角地の西側の南北方向の石垣間に門があり、門の南側の石垣の長さ18.5m、高さ1.3~1.4m、20×30cm、20×40cmの石で矢羽積としている。門の北側の石列の長さ15.4m、高さ15~38cmで、20×30cm、20×40cmの石を矢羽積としている。
 東側の東西方向の石垣は、長さ50.7m、高さ0.9~1.2m、10×15~15×30cmの石を矢羽積とし、石垣最上段を30×50cm前後の大きな石で押さえている。石材は一級河川雄川の緑色片岩である。
 石垣の積み直し等を考慮しても幕末期の姿を良好にとどめている貴重な遺産である。

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