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麻場城址

最終更新日:2013年11月18日

指定:平成元年8月24日   町指定史跡
所在地:甘楽町大字白倉918 他
見学:常時可

81 麻場城址

 麻場城は、甘楽町の東北丘陵地帯の舌状台地上の先端部に立地した丘城である。当城は、この地の豪族白倉氏の居城であり、約500m東方にある仁井屋城と合わせて白倉城と呼ばれ、別城一郭(双子城とも言って、二つの城が一人の城主のもとに相助けて戦う構造)の形態といわれている。
 城址公園整備に伴い、平成元~3年(1989~1991)に調査が実施され、本丸(城の中心となる曲輪で、東西の南側約60m、同北側約42m、南北約54mの台形状)内には、土塁(土を盛り、たたいて固める)がまわっていたと推考でき、周囲には空堀(上幅約15m、下幅約3.5m、深さ約6mの逆台形)がめぐり、東側の堀と北側の堀のほぼ中央付近には橋を架けたと思われる穴が見つかっている。
 虎口(出入口)は、本丸の南側中央にあり、幅約2m弱の土橋構造で、二の丸(本丸を保護する曲輪)へと続いている。
 白倉氏は、小幡氏と並んで関東管領上杉氏の重鎮であったが、天正18年(1590)国峯城と同時に落城し、小幡氏とともに滅んだ。
 平成4年(1992)4月、麻場城址公園となった。

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