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高橋家の庭園

最終更新日:2013年11月18日

指定:平成22年3月26日   町指定名勝
所在地:甘楽町大字小幡823-1
見学:常時可

91 高橋家の庭園 

 主屋から南側の庭園の面積は約450平方メートルで、庭の中央にある池は東北ー南西間に長軸がある瓢箪形を呈し、全長約8.5m、瓢箪形のくびれ部で約1m、くびれ部より東北側の南北方向は約5m、南西側は約2.5mである。
 庭園には5つの特徴がある。
 池は「心字の池」と呼ばれ、池の形が「心」という字を逆さに見た形を呈している。池に注ぐ滝は、「蓬莱の滝」と呼ばれ、落差は約10cmであるが、流れ落ちる水の音がよく反響するように、石の組み方に工夫がなされている。「月見燈籠」3基が池の周りに配され、庭園美を盛り上げている。「林のふちかけの石」と呼ばれる冨士山の様な形をした石があり、ここに住む勘定奉行に不正をさせないように、戒めの石として藩主が据えた景石である。造園時に植えられた「樫の木」は、勘定奉行の役宅であることから、財政力を増やし、他の藩にお金を「貸す」くらい財政が豊かになるようにとの意図で植えたと伝えられている。
 全体に旧状をよくとどめ、風情を感ずる落ち着いた立派な庭園である。

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