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木工藝「人間国宝 須田賢司の仕事」作品展を開催しました

最終更新日:2020年07月03日

ご来場のみなさま、ありがとうございました。

 期 間  令和元年11月4日(振休・月)~11月17日(日)              

                   午前9時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)

     

会 場    長岡今朝吉記念ギャラリー (電話:0274-74-7575   甘楽郡甘楽町大字小幡544-2)

              ※ 11/5(火)、11/11(月)は休館日です。

入場料  高校生以上/200円(団体20人以上/150円) 中学生以下/無料  

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 ~~ 須田氏によるギャラリートークは 11月9日(土)午前10時から開催 ~~

 展示会場で須田賢司氏が作品や材料、制作について説明いたします。

「人間国宝」から直接お話を聞かせていただけるまたとない機会です。

 ぜひ、お出かけください。

 

人間国宝 須田(すだ)賢司(けんじ)(甘楽町大字小幡在住)

 平成26年度重要無形文化財「木工芸」保持者(人間国宝)に認定される。

 祖父・須田桑月から続く木工家に生まれ、昭和48年から父・須田桑翠に師事し、母方の祖父・山口春哉からは漆芸を学ぶ。素材の美しさや色彩を生かして用い、雅趣に富み気品を備えた独自の作風を確立する。

 平成4年に甘楽町へ工房を移し現在、木工藝ギャラリー「清雅」を主宰。ニュージーランドやスウェーデン、デンマークでのワークショップ等、海外文化交流にも力を注いでいる。甘楽町名誉町民。      

 

同時陳列 ~ 幕末・明治の蒔絵師 柴田是眞の木版画「花くらべ」

須田氏所蔵 柴田是真「花くらべ

「花くら遍」は、今も東京都中央区日本橋に店を構える「はいばら(現:株式会社榛原)」が、明治中頃に12枚組10巻計120葉発行した摺物(木版画)で、その原画を柴田是眞が手掛けています。縁の糸で須田氏が所蔵する「花くらべ」は119葉。国内の美術館や博物館でも数十葉所蔵されているだけで、これだけのコレクションは他に類をみません。足りない一葉は、国立国会図書館より資料提供をいただき、120葉一挙公開の運びとなりました。

生き生きと描かれた四季の花々とともに洒落と諧謔に富んだ是眞の世界をお楽しみください。

 

  幕末・明治の蒔絵師 柴田是眞(1807- 1891)

 古満寛哉に蒔絵を、鈴木南嶺・岡本豊彦に四条派絵画を学び、絵画・蒔絵・漆絵に才を発揮する。古来途絶えていた蒔絵の技法を復活させ、内外の展覧会で受賞した他、宮中の御用も度々つとめ、明治宮殿千種之間天井綴織下図などを描いた。近代蒔絵の基礎を築いた巨人。海外でも評価は高い。帝室技芸員。   

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住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
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