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イタリア海外駐在員だより Vol.33

最終更新日:2018年02月19日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。  

    第33回は、先週行われた「仮装フェスタ・カーニヴァル」の様子についてのお話です


画像:チェルタルドパノラマ 

日常から心を解放するひと時 ~仮装フェスタ・カーニヴァル~

 

  甘楽町の皆さま、ボンジョールノ!(こんにちは!)

  私が暮らすイタリア・チェルタルド市では、朝晩の冷え込みが日に日に緩くなり、民家の庭先や野にあるミモザがいつの間にか淡黄色の丸い可愛い花を咲かせ、春の足音が聞こえ始めた今日この頃です。

 そんな中、毎年ほぼこの時期に行われるカーニヴァルの最終日となった先日2月13日(火)、市内在住の幼児・小学生達による恒例の仮装パレードが開催され、様子を見に行きました。

 


   カーニヴァルのポスター     仮装した幼子
             カーニヴァルのポスター                             仮装した
幼子

 

 

 今年の仮装タイトルは「Mestiere:メスティエーレ=職業」。パン職人、羊の飼育業、農夫等、様々な職業にスポットをあて、各クラスごとに決めたタイトルの職業にちなむ創作衣装に身を包んだ子ども達が音楽隊に先導されて賑やかにパレードしました。

 

 

   仮装した子ども1   仮装した子ども2
              仮装した子どもたち(1)                          仮装した子どもたち(2)

 

 

そして、一行が到着した丘の上の集落、チェルタルド・アルトで音楽隊に合わせて踊ったりお菓子投げやゲームの催しが行われ、弾けんばかりの満面の笑みを浮かべて存分に楽しむ子ども達の姿がとても印象的でした。

 

     記念写真       みんなで遊ぶ様子
                 記念写真                                 みんなで遊ぶ様子

 

 

前日の雨天による心配も吹き飛んだような澄み渡る青空の下、コリアンドリ(色紙吹雪)が舞い飛ぶいつにない陽気さに包まれた空気が漂っているように感じました。伝統的にカーニヴァルにおいては、仮面をつけ仮装して誰もが平等に楽しむことが許されていたとのこともあり、日常から心の解放を許す時を享受できるということにカーニヴァルの醍醐味を感じる私であります。

 

  

    

                                                               在イタリア・チェルタルド市
                                                                     甘楽町海外駐在員 稲葉美代子
                   

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 

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