甘楽町デジタルアーカイブ



メインメニュー

広報に見る町政の移り変わり

見る、聞く、ふるさと

前のページへ戻る
甘楽町デジタルアーカイブ事業
. 甘楽町誕生 発展の軌跡 新たなる世紀へ .
.
安心とやすらぎの町づくり
メインメニュー > 新聞記事から > 甘楽町農協 香港へキウイ輸出 28日に第1便の6トン 新規の販路開拓で期待

■新聞記事から

甘楽町農協 香港へキウイ輸出 28日に第1便の6トン新規の販路開拓で期待
(1992,02,21上毛新聞 農協)

 県内の農産物がまた海を渡る。甘楽町農協(吉田豊治組合長)が、管内で生産されているキウイフルーツを香港に向けて輸出するもので、昨年の試験実施に続く第二弾。今回は六トンずつ二回、計十二トンを見込んでおり、二十八日に最初の六トンを積み出す予定であり、農協は「新規の販路開拓につながる」と期待している。
 甘楽町のキウイは小幡地区を中心に昭和五十三年、コンニャクの代替作物として導入された。当初の栽培面積は三ヘクタールだったが、現在では四十ヘクタールに増え、年間の全生産量も二百トンとなり県内トップクラスの産地に成長。五十六年には生産者組織の「甘楽町農協キウイフルーツ部会」を結成した。
 農協を通じての市場出荷は百二十五トンで、京浜を主力に県内市場にも出荷。さらに町内の七小中学校の児童・生徒らに「地元産の味を知ってもらう」ため、食べごろのキウイを月二回平均の割合で給食用として供給している。
 香港への輸出は加工などに回されるS級の販路拡大が狙い。全農を窓口に昨年、試験的に五トンを初出荷したところ「本場のニュージーランド産と品質が変わらない」と好評を集めた。
 二年目の今年は二回に分け十二トンの輸出を見込み、二十八日には第一便の六トンが農協を出発、植物検疫後、東京・大井ふ頭から香港に向け送り出される。農協によると、二便の六トンは「現地との調整待ち」だそうだが、来月上旬までには輸出していく考え。
 甘楽町のキウイは十二月初旬に収穫して、いったん追熟。市場などへの出荷は一月からで、ピークは二―四月の三カ月間。昨年は全般的に安値傾向だったが、今年は大産地の愛媛県や福岡県が台風被害で減収、品薄状態あることから「まずまず」の滑り出しという。
 二十八日の香港輸出を間近にひかえ農協は「S級の販路開拓につなげたい」と期待している。
 (写説)輸出向けの箱詰め作業に追われる生産者

(c) JOMO SHINBUN 記事提供 上毛新聞社 禁転載

甘楽町役場 〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡162-1 TEL 0274-74-3131(代表) FAX 0274-74-5813
このホームページに関するご意見、ご要望をお聞かせください。(企画課情報政策係)
.