甘楽町デジタルアーカイブ



メインメニュー

広報に見る町政の移り変わり

見る、聞く、ふるさと

前のページへ戻る
甘楽町デジタルアーカイブ事業
. 甘楽町誕生 発展の軌跡 新たなる世紀へ .
.
安心とやすらぎの町づくり
メインメニュー > 新聞記事から > 「町づくりの主役は住民」 前甘楽町長の田村さん 「町政への伝言」出版

■新聞記事から

「町づくりの主役は住民」 前甘楽町長の田村さん 「町政への伝言」出版
(1995,02,16上毛新聞地域)

 イタリア・チェルタルド市との国際姉妹都市締結、県外からの観光客を集めるイベントに成長した城下町小幡を彩る武者行列など、甘楽郡甘楽町発展の"下地"づくりに尽力した元町長の田村利良さん(78)=国峰=が、町長時代の二期八年間を回想した「町政への伝言」(B5判・二百三十三ページ)を出版した。田村さんは「町づくりの主役はあくまで住民であることを改めて伝えたかった」と出版の動機を話している。
 田村さんが七代目の甘楽町長として在任したのは昭和五十五年から六十三年まで。この間、城下町小幡の伝統的建築群のわきを流れる雄川堰(せき)の清流を取り戻す住民の清掃活動を率先したのをはじめ、織田家七代の墓の整備、イタリア・チェルタルド市との国際姉妹都市締結、東京北区との自然休暇村協定、満開の雄川堰沿いの桜並木の下を練り歩く武者行列をスタートさせたほか、甘楽ふるさと館の建設など数々のユニークな施策で、県内外から注目を集めた。
 「伝言」は在職当時欠かさずつけていた日記を軸に、"女房"役として町長を補佐した当時の梅沢一雄助役などの友人の協力で仕上げられた。「金のかからない理想選挙」を公約に掲げた初の町長選で、二、三千万円が常識だった当時ではきわめて異例の「百万円」で当選を果たしたエピソードなど、金権政治の横行する現在の状況への手厳しい批判も読み取れる。全体を通じて、行政の在り方を具体的な例を挙げて表現しており、田村さんは「行政はあくまで住民のお手伝いということを理解してもらえるのでは」と話している。
(写真説明)国峰の生家で畑仕事をしながら悠々自適の生活を送る田村さん。手にした「町政への伝言」は「お世話になった人へのお返しの意味での報告書です」と話す

(c) JOMO SHINBUN 記事提供 上毛新聞社 禁転載

甘楽町役場 〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡162-1 TEL 0274-74-3131(代表) FAX 0274-74-5813
このホームページに関するご意見、ご要望をお聞かせください。(企画課情報政策係)
.