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■新聞記事から

歴史的街並み保存へ10年計画 年度内に認定申請
(2009,12,3上毛新聞)
 甘楽町は「歴史まちづくり法」に基づく街並みや伝統的活動の再生と保存に乗り出す。旧小幡藩城下町の景観を残す中心部の197ヘクタールを「重点区域」に設定。武家屋敷の保存や大手門の復元、日本名水百選の雄川堰(おがわぜき)の改修といった施設整備と同時に、祭礼の継承組織の設立などを進める。町民の生活環境を維持するとともに、観光客誘致を目指す。本年度内に「歴史的風致維持向上計画」を策定し、国に認定申請する。
 計画は来年度から10年間。町屋地区と小幡陣屋の境にあったとされる大手門と番所の復元、庭園や外観を公開している小幡藩士の武家屋敷2軒の保存修理、ジグザグ形の石垣「食い違い郭(くるわ)」の石積み修繕、足軽長屋の移築保存などを計画している。保存の必要性が高い建造物などを「歴史的風致形成建造物」に指定し、過去の建造物の復元や公開、活用も検討する。
 水路・道路は、重点区域中央を流れる生活・かんがい用水の雄川堰や網目状に張り巡られた小堰の石積みを補修。雄川堰に沿った県道富岡神流線、国名勝の大名庭園「楽山園(らくさんえん)」に通じる町道「中小路」などを電線地中化し、景観を向上する。
 江戸時代初めから小幡藩を治めた織田家7代の墓の駐車場を公有地化し、周辺1ヘクタールを「織田公公園」として整備。重点区域北部の雄川沿いに1・5ヘクタールの「小幡公園」を造成する。
 町民の理解を促進するソフト事業として、地区の歴史、文化、人物などを取り上げた小冊子「小幡ものがたり」を定期的に発行する。小幡地区の行事や祭礼などの実行委員会編成や、郷土芸能の担い手育成を担う地域コミュニティー組織を設立、地域活性化の中心と位置づける。
 主な事業は補助率5割の国土交通、農林水産両省の関連補助金を活用する。事業費の想定は総額10億円規模。学識者、住民代表ら約20人で構成する計画推進協議会を年内にも設立する。

(c) JOMO SHINBUN 記事提供 上毛新聞社 禁転載

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