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第13次チェルタルド市訪問甘楽町中学生国際交流研修団ミラノ~ローマ滞在記(H22.8.16~26)

最終更新日:2015年03月06日

平成22(2010)年は、イタリア共和国・チェルタルド市との相互交流の年です。(甘楽町では、イタリア・チェルタルド市、中国・ハルビン市教育局との中学生・青年交流を隔年交互で行っています。)

本(2010)年8月1日(日)、第6次チェルタルド市青年使節団14名(随行4名、団員10名)が来町。子どもたちは町内の一般家庭にホームステイし日本の文化、生活様式に肌で触れながら、6泊7日を過ごしました。また、滞在中には保育園訪問、東京見学や第13次甘楽町研修団との交流会(折り紙、七夕短冊作りと飾り付け)などを行い、有意義な日本滞在を終え7日(土)に帰国しました。

 そして、8月16日(月)甘楽町研修団がイタリアに向け出発。8月26日(木)までの訪伊研修期間のうち、17日~23日の間チェルタルド市に滞在しました。事前の交流会などにより、早くに打ち解けた子どもたちの交流で友好を深め、その輪を更に拡げてくれました。出発前の事前研修会や壮行会などの様子から、イタリアそしてチェルタルド市滞在の様子を掲載・報告します。 

※滞在期間中に随時更新したものを、事前研修から日を追った形に再校正しての掲載です。

<事前研修会> 7/26(月)~28(水)/ら・ら・かんら

団員としての心構え、ホームステイの心得、イタリアの生活習慣・チェルタルド市について、交流の歴史などを3日間の午後を使って研修を行いました。

 初日には町長の激励がありました 

 通訳として同行する一ノ瀬先生の講義の様子

 初日には町長の激励がありました

 通訳として同行する一ノ瀬先生の講義の様子

研修団として参加する意気込みを1人ずつ発表

 研修団として参加する意気込みを1人ずつ発表

 研修団として参加する意気込みを1人ずつ発表

<研修団壮行会> 8/12(木)/甘楽町公民館

  町長、町議会議員、教育長、教育委員、中学校長、国交振役員、団員保護者の皆さんなど大勢の関係者に出席いただき、壮行会が盛大に行われました。

  主催の国交振・富岡会長挨拶、来賓・茂原町長、江原議長団員の激励の言葉、第13次研修団・黛団長の代表挨拶をいただきながら、団員一人ひとりが緊張の趣の中、派遣にあたっての気持ちを一人ずつしっかり述べました。

代表挨拶   italy13_06.jpg
代表挨拶   代表挨拶
代表挨拶   代表挨拶
italy13_11.jpg   代表挨拶

<チェルタルド市の紹介> 研修団の訪れるチェルタルド市の概要を記載します。

 イタリア共和国トスカーナ州フィレンツェ県に属す。人口約16,000人、面積75.24平方キロメートル(甘楽町は58..57平方キロメートル)の小都市。首都ローマから北へ210km、商業都市ミラノから南へ250kmの位置。

 イタリアの代表作家ジョヴァンニ・ボッカチオ(1313~1375年/代表作「デカメロン」)生誕の地であり、市民はこのことをなによりの誇りとしている。市役所前にあるボッカチオの像が立つボッカチオ広場は、市民の憩いの場となっている。

 チェルタルド市の位置

 市庁舎(中央後)、ボッカチオ像(右)と広場
チェルタルド市の位置 

 市庁舎(中央後)、ボッカチオ像(右)と広場

地形は、外周部は起伏のある丘陵地帯が続き、殆どが農耕地である。この丘陵地帯では、ブドウ、オリーブ、麦畑などが広がり、農家が点在し遠望のきく眺めはすばらしい。  

遠望のきく丘陵風景はすばらしく、どことなく甘楽町の中部丘陵地に似た風景です。

遠望のきく丘陵風景はすばらしく、どことなく甘楽町の中部丘陵地に似た風景です。 

遠望のきく丘陵風景はすばらしく、どことなく甘楽町の中部丘陵地に似た風景です。 

市外は、13~14世紀の古い建物が連なる丘の上の「チェルタルド・アルト」呼ばれる旧城郭区域と丘の下の平坦地に区画整理された市街が広がっている。

丘の上の「チェルタルド・アルト」

アルトから見た下の町

丘の上の「チェルタルド・アルト」 

 アルトから見た下の町

       旧城郭区域には、13~17世紀にかけてこの地方を統治した為政者の公館であった「プレトリオ宮殿」があり、現在は市の迎賓館兼博物館、美術館として運営されている。宮殿に至る正面の通りは"ボッカチオ通り"と呼ばれ、ボッカチオの家(国立ボッカチオ研究所)やボッカチオが眠る聖ヤコポ・フィリッポ教会などがある。また、宮殿を奥に進んだ中庭には、1993年10月姉妹都市提携10周年で(財)甘楽町国際交流振興協会より寄贈された茶室「甘楽庵」が静かな佇まいを見せている。

チェルタルドのシンボル、プレトリオ宮殿

宮殿へ続く、ボッカチオ通り

チェルタルドのシンボル、プレトリオ宮殿   宮殿へ続く、ボッカチオ通り

提携25周年記念式典も宮殿内で行われました。

甘楽町の"心"、日本の"空間"、「甘楽庵」

提携25周年記念式典も宮殿内で行われました。   甘楽町の

甘楽庵が建てられ寄贈された1993年では、研修団員はまだ生まれていなかったんですね。

 チェルタルド市の概要紹介は以上とさせていただきます。

8月16日(月) いよいよイタリアへ向け、出発の日を迎えました。

<甘楽町を出発> 6:00/甘楽町役場庁舎前庭

天候にも恵まれ、みんな元気な様子で集合。ご家族の皆さんや町関係者に見送られ、出発です。

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<空港で搭乗手続き>  9:30~/成田空港第1ターミナル(4F出発ロビー)

 心配された交通渋滞もなくスムーズに都内を抜け、酒々井SAで時間調整をしながらも、9時過ぎには成田空港到着。通訳・一ノ瀬さんと待ち合わせて、いざチェックインカウンターへ

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係員に誘導され、自分たちでチェックイン手続きをしました。緊張しているようでもありましたが、少し頼もしく見えました。

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セキュリティテックまでの間、ロビーでのひと時(30分程度)をそれぞれ過ごしました。

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セキュリティチェックを済ませ、出国審査のためエスカレーターで3Fへ。事務局とは、ここでお別れです。離陸時刻は、予定の12:05が少し早まって11:52。ミラノの到着時の天候は、曇りのち雨の予報ですが、翌17日は曇りのち晴れです。よい研修となるように願っています。

<ミラノ到着> [伊] 8/16 (月) ・夕刻/ ミラノ・マルペンサ国際空港

 約12時間の長いフライトの後、全員元気にマルペンサ空港に着きました。

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タラップを降りて、写真撮影する様子が伺えます。天気も心配なさそうです。

8月17日(火) 午前中ミラノ市内観光~チェルタルド市へ

<ミラノ市内見学> 午前 / ミラノ市内

スフォルツェスコ城内にある英国式の公園にて

スカラ座内を見学中です

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(左)城の裏手に広がるセンピオーネ公園。ここからの城の美しさは最高。高さ109mの塔も迫力。  (右)世界最高峰のオペラ劇場。重要なオペラは必ずここスカラ座で開かれています。

<チェルタルド市到着> 17:20頃だいぶ早めの到着でした。

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この後18:30分頃には各家庭ごとに別れ、ホームステイのはじまりとなりました。

8月18日(水) 幼稚園見学、歓迎式典(市役所)、弓道体験

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<弓道体験では、皆なかなかの腕前だった?そうです。>

8月19日(木) フィレンツェ合同見学

<フィレンフェ> ルネッサンス発祥に地で、15世紀にメディチ家の庇護のもと、最盛期を迎える。街中には当時の建物や美術品が見られ、「天井のない美術館」として称えられています。

迷子にならぬよう、プレゼントしていただいたビブスを着用して、フィレンフェ見学です。

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<ミケランジェロ広場からの風景/ドゥオモ、ポンテ・ヴェッキオ>

8月20日(金) 家庭訪問

家庭訪問の写真です。 皆元気です。ホームステイ先が気に入って、帰りたくないという団員もいたそうです。また、チェ市の交流担当からは、みんな物静かだけど、とてもよい子だとメールがありました。

<ルカ・ベルニーニ さん宅> <ファビオ・カンピノーティ さん宅>

時澤美路さん ・ 黒澤奈恵さん

田中真未さん ・ 須田瑶子さん

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<マッシモ・ラッゼーリ さん宅> <リド・オルシ さん宅>

清水宏剛くん ・ 田村  樹くん

小池まりなさん ・ 塚越奈津実さん

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<マウロ・トライーニ さん宅> <ダンテ・ネージ さん宅>

矢島日向くん ・ 田村  啓くん

山田穂波さん ・ 久保美咲さん

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<レルヴァオ・ジョアオ・フィグエイラ さん宅> <マッシモ・トゥンミナーロ さん宅>

児玉涼太くん ・ 久保拓也くん

齋藤丞馬くん ・ 三木大輝くん

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8月21日(土) 終日ホストファミリーと過ごす

          それぞれの受け入れ家庭との行動のため、写真掲載はありません。

8月22日(日) 午前ホストファミリーと過ごす、お別れ夕食会

チェルタルド市のホストファミリー、市関係者が出席しての夕食会が開催されました。和やかな夕食会でした。出し物として練習していった「ソーラン節」はアンコールに応えて2度踊りました。

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<歌と「ソーラン節」披露の様子です>

8月23日(月) チェルタルドの皆さんに別れを告げて、ローマへ

<チェルタルドを出発> 市庁舎前(ボッカチオ広場)にて

   全員元気に笑顔のお別れでした。最後に写真撮影をして、チェルタルド市とお別れです。

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<ローマに到着> 8/23 正午(日本時間午後7時)頃に ローマに到着。昼食後はローマ市内の見学です。

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 (左)コロッセオ近くのレストランで昼食です。ホームステイ先の料理のほうが美味しいと言っている子もいるとか・・・・。

    (右)トレヴィの泉からスペイン広場へ行く途中でしょうか。ローマは考えられないほど暑いそうです。

※ チェルタルド市交流担当・シモネッタ (Simonetta)  さんからも、予定どおりにローマへ出発したというメールが入りました。"今回の交流も全てとてもうまくいった"という言葉と2枚の写真が送られてきました。

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<写真左> フィレンツェ合同見学の朝、チェルタルド駅の前で撮影したもののようです。迷子にならぬよう全員おそろいの黄色いビブス(サッカーなどで使用するチョッキ、ベスト)を着用しています。胸には「 CERTALDO と KANRAMACHI は双子 」の文字入りです。

<写真右> お別れ夕食会・「ソーラン節」を踊った後のようです。短パン姿に、こちらもおそろいのTシャツ(玉ねぎのふくらみをハート型のラブに置き換え、I  Love  CERTALDO と書かれています。)での一枚です。

8月24日(火) 終日ローマで過ごします。 

<ローマ見学> ヴァチカン市国 サン・ピエトロ大聖堂やカタコンベを見学

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<サンピエトロ大聖堂>

<サンピエトロ広場/オベリスクと噴水>

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<サン・ピエトロ大聖堂のクーポラから望むローマ市内/中央サンピエトロ広場>

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<見学の合間に、ローマ三越へ買い物に行く途中です>

8月25日(水) 午前中ローマ見学。午後には、日本へ向けローマを出発。

<ローマ市内最後の見学>

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<道路横断待ち/コロッセオを背景に>

<ローマ市内散策中です>

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<真実の口で有名な サンタ・マリア・イン・コスメディン教会 の前で>

       

 

 昼食後、ローマ・フィウミチーノ (レオナルド・ダ・ヴィンチ) 空港を現地時刻 15:10 (日本時刻 22:10)に出発、AZ784便で帰国の途につきます。 成田空港到着予定は日本時刻 8/26 午前10:20着の予定です。

 日本時間 8/25 午後7時過ぎ、全員元気で、チェックインを済ませた旨の連絡が入りました。

いよいよ明日は帰国です。

8月26日(木) 第13次甘楽町研修団、元気に帰町!

午前9時48分(日本時間)、定刻より30分ほど早く無事成田空港へ到着。たくさんの思い出を胸にして、約12時間のフライト後の帰国です。少しは疲れているかと尋ねると、「おなか空いた。」「また、イアタリアへ行きたい。」などの言葉が返ってきて、とても元気でした。

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<到着から約1時間後、第1ターミナル北ウイング・到着ロビーを通り、宅配依頼のため移動>

通訳でお世話になった一ノ瀬さんにご挨拶をいただいた後、ここでお別れしました。さあ、バスへ乗り込み、甘楽町へ向け出発です。

 途中、関越道三芳SAで昼食。また、車中では黛団長から研修団員へ期間中の講評と報告記への期待の言葉をいただきました。  そして、午後3時に甘楽町役場へ到着。

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<保護者の方々、町職員が出迎える中、少し緊張した様子で役場ロビーへ移動>

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<町関係者、国交振役員のほか大勢の皆さんの前で、黛団長より帰国報告>

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茂原町長、富岡国交振会長より、団員、団長と随行員へのねぎらい、無事帰国のお礼の言葉と、この研修で体験したことを家族はもちろん、学校をはじめ多くの方々に伝えてほしいとお願いがありました。そしてなによりも、今晩は家族の皆さんと、ゆっくりすごしてくださいと、お話がありました。

 この後、研修団員は家族の方々とそれぞれの家路につきました。大変お疲れ様でした。

 第13次研修団のイタリア滞在中の様子は、帰国報告会(随行員作成のパワーポイント等使用)で町関係者や保護者の皆さんに紹介されます。また、団員からの作文をまとめた報告記は、国交振会員の皆さん、町内小中学校などへ配布されるほか、HPへも掲載させていただく予定です。

最後に、今回の研修団派遣にあたり、団員を暖かく迎え入れてくださったチェルタルド市関係者の皆さん、また、チェルタルドの子供たちの受入家庭となってくださった甘楽町のご家族の皆さんをはじめ、ご協力をいただいた大勢の関係者の皆様に感謝とお礼を申し上げ、滞在記を終了させていただきます。

               Grazie! ありがとうございました。

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