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第11次チェルタルド市使節団滞在記 -2014.1.31~2014.2.4-

最終更新日:2015年03月06日

町発足55周年・姉妹都市協定締結30周年を迎え、イタリア共和国チェルタルド市から使節団が来町しました

 チェルタルド市から、甘楽町発足55周年・姉妹都市協定締結30周年記念事業に合わせ、使節団が来町しました。今回の使節団は、市職員のダニエーラ・チュッリさんを団長に、第13次中学生国際交流研修団受入家庭でチェルタルド市国際文化交流推進協会会長のリド・オルシさん、市職員(警察官)のマッシモ・ルスキさん、郵便局長のグラッツィアーノ・チャッピさん、第14次中学生国際交流研修団受入家庭のファビオ・ヴェッキャレッリさん・妻のスザンナ・プロヴェッディさん、ポッジャグリッリ社(ワイン製造)のジャコモ・ルチイさん、ヴァルデルサノ オリーブオイル製油組合長のエリアーノ・アルジッリさん、日本人でチェルタルド市在住の稲葉美代子さんの9名で、団員は、チェルタルド市に新しく発足した国際文化交流推進協会の役員・会員さんです。

 1月31日(金) 

 29日(水)から東京に滞在していた一行は、早朝銀座のホテルを出発し、群馬県庁を表敬訪問しました。昼食後、県立近代美術館にて“フィレンツェ・ピッティ宮近代美術コレクション”『トスカーナと近代絵画』を鑑賞しました。
 夕方、甘楽町に到着し、甘楽町役場にて歓迎式に出席後、宿泊先の甘楽ふるさと館へ。夜は、昨年10月にチェルタルド市を訪問した甘楽町使節団による歓迎夕食会が催され、再会を喜びました。

群馬県庁を表敬訪問

群馬県庁を表敬訪問

甘楽町役場に到着

甘楽町役場に到着

2月1日(土)  

 甘楽町民の日であるこの日は、町発足55周年・姉妹都市協定締結30周年記念式典が午後から予定されており、午前中は、建設中の30周年記念橋「希望の橋(Ponte di speranza)」の視察へ出かけました。記念橋を視察後、記念モニュメントの除幕式を行い、30周年の歩みを振り返りました。
  その後、翌日絵画展のオープニングセレモニーが予定されている長岡今朝吉記念ギャラリーを見学し、来町されたイタリア大使館ドメニコ・ジョルジ特命全権大使らにお会いしました。
 午後は、文化会館での記念式典に参列し、姉妹都市交流にご尽力いただいた4名(アンドレア・カンピノーティ市長、エットレ・コロー氏、清水弘志氏、イタリアに日本の櫻を植樹する会)の方々が姉妹都市協定締結30周年記念感謝状の贈呈を受けました。甘楽町のゆるキャラ「かんらちゃん」ショーを観賞後、夜は(公財)甘楽町国際交流振興協会主催の姉妹都市協定締結30周年記念祝賀会に出席しました。今まで交流を支えてくださった総勢120名の方々にお集まりいただき、久しぶりの再会に盛り上がり、賑やかな祝賀会となりました。

記念モニュメントの除幕を行いました

記念モニュメントの除幕を行いました

表彰を受ける姉妹都市交流功労者エットレ・コローさん

表彰を受ける姉妹都市交流功労者エットレ・コローさん

市長の代理として祝辞を述べるダニエーラ団長

市長の代理として祝辞を述べるダニエーラ団長

たくさんの方々にご出席いただきました

たくさんの方々にご出席いただきました

2月2日(日) 

 30周年記念事業のイベントとして、甘楽町とチェルタルド市共催の『ボッカチオ生誕700年記念絵画展』のオープニングセレモニーが開催され、出席しました。今回の絵画展の作者である日本人画家3名(稗田一穂氏、柳沢正人氏、吉岡正人氏)にもご出席いただき、両市町を結ぶ大変貴重なオープニングセレモニーとなりました。
 午後は、国指定名勝「楽山園」凌雲亭にてお茶席体験をして日本文化に触れました。その後は、世界遺産候補の「富岡製糸場」を見学し、街の中も散策して楽しみました。夕方戻った甘楽ふるさと館には、過去にチェルタルド市を訪問した中学生・高校生が次々と会いに来てくれ、感動の再会を果たしました。

オープニングセレモニーにてテープカット

オープニングセレモニーにてテープカット

絵画展を鑑賞する使節団のみなさん

絵画展を鑑賞する使節団のみなさん

かんらちゃんと一緒に

かんらちゃんと一緒に

凌雲亭にてお茶席体験

凌雲亭にてお茶席体験

2月3日(月) 

 日本滞在も残り1日となりました。午前中は、特別養護老人ホーム「シルク」・「かんら保育園」へ町内施設見学に出かけました。「シルク」では、入所者のみなさんからの温かい歓迎に感動し、広告を折って作った見事な白鳥のプレゼントに感激していました。
 「かんら保育園」では、節分の日にちなみ、鬼のお面をつけて落花生の豆まき体験をしました。最後は、園児VS使節団で大はしゃぎ。いただいた手作りのお面は、はずしたくないととても気に入った様子でした。
 午後は、町内企業視察として、「聖徳銘醸」「コルノマカロニ」へ。「聖徳銘醸」では、ワイン会社のジャコモさんをはじめ、使節団のみなさんは、真剣な表情で熱心に酒蔵を見学。色々な種類の日本酒を試飲させていただき、それぞれ自分好みのNo.1が決まりました。「コルノマカロニ」では、作業服と帽子・マスクに着替え、工場内へ。汗を押さえながらパスタ製造過程を見学しました。夕方は、甘楽ふるさと館へ戻り、書道体験です。桐生楽山先生にご指導いただき、まずは大作に挑戦。「love」(スザンナさん)「ciao」(ダニエーラさん)「vino」(ジャコモさん)と、3人が好きな言葉を大きく書きました。その後、全員が「麦」「実」「心」「和」(麦が実って心が和む)の中から一文字を色紙に書き、それぞれ個性的で素敵な作品に仕上がりました。短い時間でしたが、日本の文化と精神を知る特別な時間を経験してもらうことができました。
 最後の夜のお別れ夕食会では、ジャコモさんとエリアーノさんがそれぞれワインとオリーブオイルの楽しみ方を披露してくれ、別れを惜しみつつも終始和やかな夕食会でした。

富岡製糸場内を見学

富岡製糸場内を見学

かんら保育園にて豆まき体験

かんら保育園にて豆まき体験

聖徳銘醸酒蔵見学

聖徳銘醸酒蔵見学

スザンナさんの「love」

スザンナさんの「love」

お別れ夕食会にて

お別れ夕食会にて

楽しいひとときを過ごしました

楽しいひとときを過ごしました

2月4日(火) 

 別れの朝、早朝にもかかわらず、たくさんのお見送りの方々が甘楽ふるさと館に集まってくれました。成田空港へ向かうバスは、午前6時00分に出発し、使節団は、成田発11時15分の便で無事に帰国しました。

 公式行事が続き、また、忙しいスケジュールで、疲れもあったかと思いますが、いつも温かい笑顔で過ごしてくれたチェルタルドのみなさん。30年前に蒔かれた一粒の麦は、長い年月を経て着実に成長し、大きく豊かに実りました。自然とお互いを思いやる姿、心温まる笑顔は、甘楽町とチェルタルド市が30年間積み重ねてきた友好の証です。これからさらに交流の輪を広げ、新たな絆を深めていくことでしょう。

2/4見送り

見送りにたくさんの方々が集まってくれました

 

  

手紙を渡す中学生

第14次中学生研修団員からの手紙に、涙、涙。

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