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第15次チェルタルド市訪問甘楽町中学生国際交流研修団滞在記(H26.8.15~25)

最終更新日:2015年04月01日

 平成26(2014)年は、イタリア共和国・チェルタルド市との相互交流の年です。(甘楽町では、イタリア・チェルタルド市、中国・ハルビン市教育局との中学生・青年交流を隔年交互で行っています。)

 本年(2014年)7月28日(月)、第8次チェルタルド市青年使節団7名(随行3名、団員4名)が来町。子どもたちは町内の一般家庭にホームステイしながら日本の文化、生活様式に肌で触れ6泊7日を過ごしました。また、滞在中には保育園・中学校訪問、東京見学や第15次甘楽町研修団との交流会(パスタ、いなり寿司、たこ焼き、天ぷらづくりや折り紙、書道など)を行い、友好を深め8月3日(日)に帰国しました。

 そして、8月15日(金)には第15次甘楽町研修団がイタリアに向け出発。8月25日(月)までの訪伊研修期間のうち、17日~23日の間チェルタルド市に滞在します。甘楽町での事前交流会などにより早くに打ち解けた子どもたちは、チェルタルド市において更に友好を深め、その輪を更に拡げてくれることと思います。チェルタルド市の紹介と出発日、イタリア・チェルタルド市滞在の様子などを報告させていただきます。 

<チェルタルド市の紹介> 研修団の訪れるチェルタルド市の概要をお知らせします。

 イタリア共和国トスカーナ州フィレンツェ県に属す。人口約16,000人、面積75.24平方キロメートル(甘楽町は58.57平方キロメートル)の小都市。首都ローマから北へ210km、商業都市ミラノから南へ250kmの位置にあります。

 イタリアの代表作家ジョヴァンニ・ボッカチオ(1313~1375年/代表作「デカメロン」)生誕の地であり、市民はこのことをなによりの誇りとしています。市役所前にあるボッカチオの像が立つボッカチオ広場は、市民の憩いの場となっています。

           <チェルタルド市の位置>      <市庁舎(中央後)、ボッカチオ像(右)>       <ボッカチオ像>

       チェルタルド市の位置    市庁舎(中央後)、ボッカチオ像(右)と広場  H24チェ市紹介1

 地形は、外周部は起伏のある丘陵地帯が続き、殆どが農耕地です。この丘陵地帯では、ブドウ、オリーブ、麦畑などが広がり、農家が点在し遠望のきく眺めはすばらしく、甘楽町の中部から北方の風景に良く似ています。  

  <遠望のきく丘陵風景はすばらしく、どことなく甘楽町の中部丘陵地に似た風景です>

  遠望のきく丘陵風景はすばらしく、どことなく甘楽町の中部丘陵地に似た風景です。  遠望のきく丘陵風景はすばらしく、どことなく甘楽町の中部丘陵地に似た風景です。  H24チェ市紹介2

 市街は、13~14世紀の古い建物が連なる丘の上の「チェルタルド・アルト」呼ばれる旧城郭区域と丘の下の平坦地に区画整理された市街が広がっています。

   <丘の上の「チェルタルド・アルト」>       <アルトから見た下の街>         <上の街・ボッカチオ通り>

  丘の上の「チェルタルド・アルト」  アルトから見た下の町  H24チェ市紹介3

 旧城郭区域には、13~17世紀にかけてこの地方を統治した為政者の公館であった「プレトリオ宮殿」があり、現在は市の迎賓館兼博物館、美術館として運営されています。宮殿に至る正面の通りは"ボッカチオ通り"と呼ばれ、ボッカチオの家(国立ボッカチオ研究所)やボッカチオが眠る聖ヤコポ・フィリッポ教会などがあり、宮殿を奥に進んだ中庭には、1993年10月姉妹都市提携10周年で(財)甘楽町国際交流振興協会より寄贈された茶室「甘楽庵」が静かな佇まいを見せています。

 <チェルタルドのシンボル、プレトリオ宮殿>              <宮殿へ続く、ボッカチオ通り>

  チェルタルドのシンボル、プレトリオ宮殿  宮殿へ続く、ボッカチオ通り  H24チェ市紹介4

   <10周年で寄贈された「甘楽庵」>      <H25.宮殿内で行われた提携30周年記念式典(左)と記念モニュメント(右)> 

  甘楽町の  30周年記念式典1  30周年記念式典2 

 <H26.甘楽町で行われた提携30周年記念式典(左)と記念事業「ボッカチオ絵画展」(右)>    <「希望の橋」モニュメント>

  30周年記念式典1  ボッカチオ絵画展1  希望の橋2

 チェルタルド市との友好親善姉妹都市交流は1983年10月20日締結され、今年31年目を迎えています。 

 

中学生国際交流研修団の活動報告

8月15日(金) いよいよ研修初日を迎えました。イタリアへ向けて出発です。[1/11日目]

甘楽町を出発 午前4時45分 甘楽町役場庁舎前庭

 早朝にもかかわらず、みんな元気な様子で集合。町議会議員、教育長、国交振役員の皆さんやご家族がお見送りに集まってくださいました。茂原町長から激励を受け、午前4時50分に甘楽町を出発です。

H26出発式1 H26出発式2 H26出発式3

     ▲由田団長あいさつ            ▲茂原町長による激励の言葉

H26バス車内1 H26バス車内2 H26バス車内3

        ▲バス車内            ▲三芳サービスエリアで小休憩            ▲成田空港に到着

空港で搭乗手続き 成田空港第1ターミナル(4F出発ロビー)

 途中、三芳サービスエリアで休憩をはさみつつ、成田空港を目指します。朝早い時間に出発したためか交通渋滞もなく順調に都内を抜け、午前8時30分に空港到着。通訳の一ノ瀬さんと合流し、チェックインカウンターへ向かいます。

H26空港1 H26空港2 H26空港3

H26空港4 H26空港5 H26空港6

 セキュリティチェックを済ませ、出国審査のためエスカレーターで3Fへ。事務局とはここでお別れです。

H26空港7 H26空港8 

            ▲搭乗直前の様子

 出発時刻は定刻より10分早まり午前10時20分。途中、オランダ・アムステルダムを経由してイタリア・ローマを目指します。ローマのフィウミチーノ空港到着までは、経由地での待ち時間も含めて合計16時間20分のフライトとなります。

 アムステルダムまでの11時間、機内では、備え付けのゲームや映画を楽しみ、機内食を2回、おやつも食べ、友達と会話をしながら過ごしました。動かずにじっとしているのが辛かったようです。

H26機内1 H26機内2

         ▲機内の様子

 オランダ・アムステルダムのスキポール空港にてローマ行きに乗継ぎます。入国審査が済み、ホッとしました。

H26アムステルダム1 15次研修団写真追加1

     ▲スキポール空港で乗り換え              ▲飛行機からの眺め(飛行中)

イタリアに無事到着 ローマ・フィウミチーノ空港(現地時間午後7時46分)

 アムステルダムからKL1607便に乗り継ぎ、現地時間午後7時46分ローマに到着しました。長旅の疲れが少し出ていますが、無事に到着できて一安心です。 ホテルでの夕食が済んだら明日に備えて就寝しました。

 

8月16日(土) 今日は朝からヴァチカン市国、ローマ市内観光です。 [2/11日目]

○午前7時、ホテルにて、ローマの薔薇のパン、チョコレートがかかった甘いパン、ハムやチーズなど、イタリアの朝食をいただきます。

H2616日朝食1 15次研修団写真追加2

○午前8時、ホテルを出発し、ヴァチカン市国、ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂等の見学をしました。ヴァチカン美術館は、ヨーロッパで最も人が集まる美術館ということもあり、城壁を囲んで長い長い行列ができていました。

H26ヴァチカン市国1 15次研修団写真追加3

     ▲ヴァチカン市国の城壁             ▲イヤホンをつけて説明を聞きます

○午前10時30分、サン・ピエトロ大聖堂前に到着。周りの大きな建造物に感動の連続です。今日は、最高気温29度で、日陰では涼しいくらいとても過ごしやすいです。カトリック教会の総本山であるサン・ピエトロ大聖堂では、皆カメラを手にし、多くの芸術の写真が撮れました。

H26サンピエトロ大聖堂1 H26サンピエトロ大聖堂2

         ▲大聖堂内                   ▲大聖堂前で記念撮影

○午後2時、昼食後、コロッセオに到着。中に入って見学し、壮大なスケールに圧倒されました。

H26コロッセオ1 H26コロッセオ2 H26コロッセオ3

                                                ▲コロッセオ前で記念撮影 

○午後3時10分、スペイン広場に到着。ローマの休日で有名なスペイン階段をこれから登ります。

H26スペイン広場1 15次研修団写真追加4

▲映画「ローマの休日」でもおなじみのスペイン広場         ▲階段上からの眺め 

○午後7時、今日の夕食は、カルボナーラ、ラザニア、肉料理にティラミス。ボリュームたっぷり、お腹いっぱいです。

H2616日夕食1 H2616日夕食2

 

8月17日(日) 午前中にローマ市内を見学した後、姉妹都市チェルタルド市へ向かいます。[3/11日目] 

○午前7時に朝食をとり、午前8時にホテルを出発。これからトレヴィの泉の見学に出かけます。体調はバッチリです。

H2617日朝食1 15次研修団写真追加5

        ▲出発前の様子                   ▲みんな元気です

○9時15分、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会に着き、少し並びましたが、順番に真実の口に手を入れました。

H26真実の口1 H26真実の口2

 ▲偽りの心がある者は、入れた手が抜けなくなる等の伝説がある「真実の口」

○10時10分、古代ローマの初期キリスト教徒の地下墓地であるカタコンベを見学します。今日のローマの空は素晴らしく青いです。

H26カタコンベ1 H26カタコンベ2 H26カタコンベ3

 

○11時45分、今日の昼食のメニューは、前菜5種類・ピザ2種類・デザート(パンナコッタ)。イタリアで、ぜひ食べたいと思っていたピザに全員食欲旺盛です。

H2617日昼食1 H2617日昼食2

H2617日昼食3 H2617日昼食4

○13時30分、ローマの見学を終え、いよいよチェルタルド市へ向かって、バスで移動します。なだらかな丘陵地帯がずっと続いています。

H26チェルタルド田園風景1 15次研修団写真追加6

      ▲なだらかな丘陵地帯              ▲チェルタルド市内に入りました

チェルタルドに到着 ホストファミリーと対面し、いよいよホームステイ開始です。

○午後5時30分、ローマからバスに揺られること4時間、チェルタルド市へ到着です。

H26チェルタルド到着2 H26チェルタルド到着3

 「イ・マチェッリ」青年センターにジャーコモ・クチーニ市長、クララ・コンフォルティ評議員、交流担当のシモネッタさん、チェルタルド市国際文化交流推進協会のサブリーナ・レッリさん、ホストファミリー等の大勢の方々が出迎えてくれました。団員たちは、緊張気味な子もいますが、甘楽町に来町していたチェ市青年使節団員との再会を果たした子は、とても喜び、リラックスした様子です。
 ジャーコモ・クチーニ市長、サブリーナ・レッリ副会長から歓迎のあいさつをいただき、甘楽町研修団長である由田副町長からもあいさつ、その後、団員たちは、ホストファミリーと対面、握手を交わして、笑顔で家庭に向かいました。ホームステイの始まりです。

H26チェルタルド到着4 H26チェルタルド到着5

     ▲チェルタルド市長あいさつ          ▲チェ市国際文化交流推進協会副会長あいさつ

H26チェルタルド到着6 H26チェルタルド到着7

       ▲由田団長あいさつ            ▲ピザ研修中の飯塚大晃さん(道の駅甘楽)

H26チェ市受入家庭対面1 H26チェ市受入家庭対面2 H26チェ市受入家庭対面3

 ▲ファービオ・モンタニャーニさん宅      ▲トネットゥ・ナルディ・ミカエルさん宅    ▲ルチャーノ・カポダルカさん宅

  (三木旭くん・齊藤陸都くん)          (松井亮くん・佐野暁寿くん)       (鶴田奈々さん・廣田若夏さん)

H26チェ市受入家庭対面5 H26チェ市受入家庭対面8 H26チェ市受入家庭対面12

    ▲マルコ・ゼッキさん宅          ▲ニコーラ・ブォノコーレさん宅       ▲ダーヴィデ・ピアッツィーニさん宅 

  (松田真帆さん・山田真奈美さん)        (富岡沙彩さん・細谷遥香さん)      (石川由莉奈さん・山田桃花さん)

H26受入家庭対面10 H26チェ市受入家庭対面11 H26チェ市受入家庭対面6

   ▲エマヌエーレ・ナッチさん宅         ▲ダンテ・ネーズィさん宅

  (新井七海さん・郡山ももかさん)        (鈴木志音くん・松浦匠くん)

 

8月18日(月) チェルタルドでのホームステイがスタート。今日は受入家庭で一日過ごします。[4/11日目] 

○ホストファミリーの家に泊まった最初の夜が明け、ホームステイが本格的にスタートしました。子どもたちは一日受入家庭で過ごしています。各受入家庭から写真を提供していただきましたので掲載します。

H26ホームステイの様子1 H26ホームステイの様子2 H26ホームステイの様子10

       ▲齊藤くん・三木くん               ▲サン・ジミニャーノにて

H26ホームステイの様子4 H26ホームステイの様子5 H26ホームステイの様子3

  ▲廣田さん・鶴田さん                                 ▲ヴィンチ村にて

H26ホームステイの様子6 H26ホームステイの様子8

 ▲松浦くん・鈴木くん(シエナ・カンポ広場にて)                  ▲甘楽庵にて 

H26ホームステイの様子7 H26ホームステイの様子9

      ▲富岡さん・細谷さん          ▲松田さん・山田(真)さん・バルバラさん(第8次チェ市青年使節団員として今年来町)

 ※他の団員の写真についても、受入家庭から提供があり次第順次掲載します。 

○団長以下大人の随行員は、団員と離れ、今日は塔の街サン・ジミニャーノを見学。道の駅甘楽で取り扱っているワイン会社「Poggio Regini」とオリーブオイル製造所「Valdelsano」を視察しました。

H26ワイン会社1 H26ワイン会社2

            ▲ワイン会社 

H26オリーブオイル製造所3 H26オリーブオイル製造所2 

         ▲オリーブオイル製造所 

 

8月19日(火) 今日も受入家庭で過ごしています。みんなイタリアでの生活を楽しんでいるようです。[5/11日目]

○昨日に続き、今日も団員は受入家庭で過ごしています。各家庭から提供いただいた写真を掲載します。(各家庭の写真提供状況の都合上、掲載写真に偏りがありますがご容赦願います。)

H26ホームステイの様子19日1 H26ホームステイの様子19日5

         ▲廣田さん・鶴田さん・佐野くん・松井くん                ▲山田(桃)さん・石川さん

H26ホームステイの様子19日3 H26ホームステイの様子19日2 

▲細谷さん・富岡さん(サン・ジミニャーノにて)       ▲山田(真)さん・松田さん(シエナ・カンポ広場にて)

 

○一方、団長以下随行員は、トスカーナ州のトッレ・デル・ラーゴへ出発し、午前中は蝶々夫人などで有名な作曲家ジャーコモ・プッチーニの家、プッチーニフェスティバルが行われる湖畔の野外劇場を視察しました。また、午後はトスカーナ北部にある街・コロンナータを訪れました。コロンナータは、大理石の産地カッラーラの近くに位置し、良質なラルド(豚の背脂を塩漬けして、約半年間熟成させたもの)の生産地として知られています。

H26プッチーニの家劇場2  H26プッチーニの家5

           ▲野外劇場                       ▲作曲家プッチーニ銅像前

       

8月20日(水) 市役所にて歓迎式。午後は4軒を家庭訪問します。[6/11日目]  

○午前8時30分、市役所へ向かう前に毎週水曜日に行われるメルカート(朝市)へ立ち寄り、アンドレア・カンピノーティ前市長にお会いしました。現在は、野菜を作って農業をしているのだそうです。

H26前市長アンドレア・カンピノーティ氏と 15次研修団写真追加7

 ▲前市長のアンドレア・カンピノーティ氏(左)と由田団長             ▲朝市で売られていた野菜

公式歓迎式 午前9時30分 チェルタルド市役所にて

 午前9時30分、市役所にて公式歓迎式が行われました。市役所2階の市長室隣で行われ、ジャーコモ・クチーニ市長によるあいさつの後、第15次甘楽町中学生国際交流研修団を代表して由田副町長があいさつ、続いてチェ市国際文化交流推進協会を代表してサブリーナ・レッリ副会長からあいさつをいただきました。

○チェルタルド市長あいさつ
 「皆さんようこそお越しくださいました。今回は、チェルタルド市で選挙があり、組織が変わりましたが、(甘楽町との)交流が変わるわけではありません。皆さんご存知のように30年間の長きに渡り、200人以上の受入、チェルタルド市からも派遣をしています。沢山の交流をしてきて、これからも続けていきたいと思っています。そして、甘楽町との友情の絆が結ばれ、個人レベル、甘楽町・チェルタルド市、日本・イタリアに広げていければと思います。友情は地震などの時も発揮されたと思います。距離は遠いし、文化は違うがここまでやってきました。先日甘楽町で、歓迎議会が開催され、手を携えて文化の交流・人の交流を推進すると言ってくれてありがたいです。お互いの理解が深まってきています。そして、今後もぜひともこれまでに培ってきた交流を推進して行きたいと思います。(チェ市の)協会も中心になって行われています。甘楽町の国交振とも協力し、さらに新しい交流を進めて行きたいと思います。今までの交流を支えてくださった家族の皆様、特にホストファミリーの方々に改めて感謝申し上げます。
 甘楽町の研修団員の皆さん、ぜひいい思い出を作ってください。」

H26公式歓迎式1 H26公式歓迎式2

   ▲ジャーコモ・クチーニ市長による歓迎のあいさつ                  ▲市長室にて

 その後、手作りのお菓子をいただき、団員には、フィレンツェへ行く時に迷子にならないようにと、赤い帽子が配られました。久々に顔を合わせた団員たちは、海などに出かけ日焼けしており、どの子も楽しくホームステイをしている様子で、安心しました。

H26迷子防止帽子1 H26迷子防止帽子2

  ▲チェ市側からプレゼントされた「迷子”防止”帽子」。みんなよく似合っています。

H26公式歓迎式3

                       ▲市役所前にて

○午前11時、団員たちは受入家庭に戻り、団長以下随行員は、チェルタルド市内のワイン会社を訪問しました。
 今日は「F.lli Vagnoni」、「Poggiagrilli」、「POGGIO DELLE CIVETTE」の3社を訪問し、それぞれのワイン製造過程を視察。道の駅甘楽で取り扱っているワインのほか、新たな銘柄のワインの説明も受けることができました。

H26ワイン会社20日3 H2620日ワイン会社1 

          ▲視察先のワイン会社

○午後3時、ワイン会社の視察を終えた後、各受入家庭を訪問して団員の様子を確認しました。

家庭訪問(1) ファビーオ・モンタニャーニさん宅(三木旭くん・齊藤陸都くんホストファミリー)

 2人は、「帰りたくないくらい毎日楽しくて仕方ない」と話していました。ホストファミリーのお母さんは、「二人はとても礼儀正しくていい子」と褒めていました。

H26チェ市家庭訪問1 H26チェ市家庭訪問2

家庭訪問(2) トネットゥ・ナルディ・ミカエルさん宅(松井亮くん・佐野暁寿くんホストファミリー)

 今日誕生日を迎えた松井くんは、「Tシャツのプレゼントをもらった」と嬉しそうに見せてくれました。また、「二人が今日のお昼にごはん、味噌汁、肉野菜炒め、カレー2種を作ってくれた」とホストファミリーのお父さんが写真を見せてくれました。 日本の折り紙を教えたりと、9歳のピエートロくんとも仲良くなったようです。

H26チェ市家庭訪問3 H26チェ市家庭訪問4

家庭訪問(3) ダーヴィデ・ピアッツィーニさん宅(石川由莉奈さん・山田桃花さんホストファミリー)

 家の入り口には、YURINAとMOMOKAを歓迎する素敵な看板が飾られてありました。何の問題もなく過ごしているとのことで、これまでに「チェルタルドの上の町、シエナ、サン・ジミニャーノ、メルカートとコープ、ヴィンチ村へ出かけた」と楽しそうに話してくれました。

H26チェ市家庭訪問5 H26チェ市家庭訪問6

家庭訪問(4) 二コーラ・ブォノコーレさん宅(富岡沙彩さん・細谷遥香さんホストファミリー)

 日本人のお母さんに安心した2人は、海やサン・ジミニャーノへ行き、サン・ジミニャーノではおいしいジェラートを食べたそうです。日本から持ってきた紙で作った切り絵や、イタリアで今年流行っているというブレスレットを見せてくれました。

H26チェ市家庭訪問7 H26チェ市家庭訪問8

 今日は8軒あるホームステイ先のうち4軒を訪問しました。残り4軒の家庭訪問は22日に行います。

ホームステイの様子

 各家庭から提供いただいた写真を掲載します。

H26ホームステイの様子20日1 H26ホームステイの様子20日4

     ▲▼みんなでイタリア料理をつくって一緒に食べたようです。             ▲松浦くん・鈴木くん

H26ホームステイの様子20日2 H26ホームステイの様子20日3  

 

8月21日(木) みんなでフィレンツェを見学します。[7/11日目] 

○8時30分、団員は、受入家庭の子どもたちとチェルタルド駅前に集合し、電車にてフィレンツェ見学へ。車でフィレンツェに向かった団長以下随行員と現地で合流し、ウフィッツィ美術館等を見学しました。お昼はレストランで食事を取り、午後6時にチェルタルド駅着。受入家庭へ戻りました。

H26フィレンツェ見学1 H26フィレンツェ見学2

  ▲ウフィッツィ美術館前(赤い帽子が目立っています)

H26フィレンツェ見学3 H26フィレンツェ見学4

            ▲美術館内                         ▲シニョーリナ広場 

H26フィレンツェ見学5 H26フィレンツェ見学6

            ▲ドゥオモ

H26フィレンツェ見学7 H26フィレンツェ見学8

                                         ▲ポンテ・ヴェッキオ橋

H26フィレンツェ9 H26フィレンツェ10

                                   ▲ポルチェッリーノ(子豚)と呼ばれるイノシシ像

H26フィレンツェ見学11 H26チェ市ホームページ閲覧風景 

          ▲チェルタルド駅               ▲チェ市でも町のホームページを見てくれています。

 

8月22日(金) 家庭訪問(後半)~お別れ夕食会[8/11日目] 

○午前8時、ワイン農園会社「Podere Strada」を訪問。オーナーのペッチ・ユーリさんの案内で、オリーブ畑と葡萄畑を視察しました。

H26ワイン会社22日1 15次研修団写真追加8

       ▲オリーブと葡萄の畑を視察                    ▲ブドウの品質をチェック

○ワイン農園会社の視察終了後、まだ訪れていなかったホームステイ先4軒の家庭訪問を行いました。(家庭訪問(1)~(4)は20日に掲載しています。)

家庭訪問(5) マルコ・ゼッキさん宅(松田真帆さん・山田真奈美さんホストファミリー)

 お母さんは仕事で不在でしたが、今年の夏に第8次チェルタルド市青年使節団として来町したバルバラさんと笑顔を絶えず楽しく過ごしているようです。

H26チェ市ホームステイの様子9 H26チェ市ホームステイの様子10

家庭訪問(6) ルチャーノ・カポダルカさん宅(鶴田奈々さん・廣田若夏さんホストファミリー)

 チェルタルドアルトがよく見える丘の上に住むカポダルカさん宅では、4人で楽しく紙に単語や名前を書いていました。サーラさんはバレエを習っていて、トゥーシューズを履いて踊りを披露してくれました。お母さんは、「2人は何の問題もない、いい子たちです」と話してくれました。

H26チェ市ホームステイの様子11 H26チェ市ホームステイの様子12

家庭訪問(7) エマヌエーレ・ナッチさん宅(新井七海さん・郡山ももかさんホストファミリー)

 3人の娘さんがいるナッチさん宅では、2人の女の子が加わり、5人姉妹のよう。第8次チェルタルド市青年使節団で来町したヴァレンティーナさんを中心にモノマネごっこをして楽しい時間を過ごしていました。

H26チェ市ホームステイの様子13 H26チェ市ホームステイの様子14

家庭訪問(8) ダンテ・ネーズィさん宅(鈴木志音くん・松浦匠くんホストファミリー)

 ネーズィさんは「何でもよく食べてくれるので、挑戦しようという気持ちが偉い」と2人のことを褒めてくれました。2人は「今日は歩いて上の町まで散歩をした」と教えてくれました。

H26チェ市ホームステイの様子15 H26チェ市ホームステイの様子16

○午後7時、イタリアの劇団がちょうどチェルタルド市に来ているということで、「イ・マッチュリ」青年センターで劇を見学しました。内容が難しいところもありましたが、楽しんで観ることができました。

H26チェ市劇団1 H26チェ市劇団2

            ▲劇の様子                          ▲劇に見入る団員

お別れ夕食会 午後8時30分  

 午後8時30分、総勢約90名の方々にお集まりいただき、盛大にお別れ夕食会が行なわれました。チェ市国際文化交流推進協会のサブリーナ・レッリ副会長によるあいさつで開会し、協会員の協力により会が進行されました。

H26チェ市お別れ夕食会2 H26チェ市お別れ夕食会15 H26チェ市お別れ夕食会13 

○チェ市国際文化交流推進協会副会長あいさつ(一部抜粋)
 「一週間の滞在で素晴らしい交流ができました。今回の交流は、国際文化交流推進協会が中心になって行いました。今後も当協会がこの交流を通じて、(甘楽町との関係を)将来に向かってさらに強固なものになるようにしていきたいと思います。」

H26チェ市お別れ夕食会1 15次研修団写真追加9

    ▲あいさつするサブリーナ・レッリ副会長                   ▲ 会場の様子

 途中、市長から、ピザ研修を終了し今回の研修団員と一緒に帰国する飯塚大晃さんに認定証が手渡されました。飯塚さんは、「3ヶ月間お世話になりました。イタリアで学んだ知識や経験をしっかり役立てられるように頑張ります。」とあいさつしました。

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    ▲あいさつする飯塚大晃さん(道の駅甘楽)              ▲飯塚さんに渡されたピザ研修認定証

 最後の晩餐をホストファミリーと一緒に楽しみ、市長からもあいさつをいただいたあと、研修団を代表して、由田団長がお礼のあいさつをしました。

H26チェ市お別れ夕食会3 H26チェ市お別れ夕食会4

        ▲感謝の意を述べる由田団長

 終わりに、研修団員からチェ市関係者への感謝を込めて、「花は咲く」の合唱と「ソーラン節」の踊りを披露し、発表後、研修団員を代表して、松井亮くんがお礼のあいさつをしました。

H26チェ市お別れ夕食会7 H26チェ市お別れ夕食会14

         ▲「花は咲く」合唱                           ▲ソーラン節

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         ▲あいさつする松井くん                ▲みなさんに喜んでいただくことができました

 会場は拍手で最高に盛り上がりました。特に合唱については、たくさんの出席者からとても上手であるとお褒めの言葉をいただきました。踊りで使った法被をホストファミリーにプレゼントし、一緒にソーラン節を踊る姿が印象的でした。

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8月23日(土) 別れを惜しみつつチェルタルドを出発し、ミラノへ向かいます。[9/11日目]

チェルタルドを出発 午前7時30分

○午前7時30分、日本とイタリアの国旗があるロータリー前の駐車場に集合し、お世話になった方々にお別れをして、チェルタルドを出発しました。ホストファミリーは、「もっと長くいてもらいたい」、「いい思い出になった」と話してくれ、団員たちは、最後まで別れを惜しみ、再会を誓いました。 

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チェルタルドを出発し、ミラノへ

○午前7時50分、研修団はチェルタルド市を後にし、ミラノへ向います。ミラノの天気は、明け方からお昼頃までは雨でしたが、研修団が到着する頃には、私たちを歓迎するかのように晴れ渡っていました。サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会で絵画「最後の晩餐」を鑑賞し、スカラ座、ガッレリア、ドゥオーモを見学しました。

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            ▲ミラノ大聖堂

○ミラノでの最後の晩餐のメインは、ミラノ風カツレツです。皆よく食べました。

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       ▲イタリアで食べる最後の夕食

 

8月24日(日) 空港に移動し、オランダを経由して日本に向かいます。[10/11日目] 

○午前7時、飛行機の出発時刻に合わせて、早めに起床して朝食をとります。そろそろ日本食が恋しくなってきた子もいるようです。「ラーメンが食べたい」、「寿司が食べたい」といった声があちこちから聞こえてきました。

イタリアを出国 午前10時55時 ミラノ・リテーナ空港

○空港で出国手続きを済ませて飛行機に搭乗します。団員を乗せた飛行機は、定刻通りの午前10時55分にミラノ・リテーナ空港を出発しました。途中、オランダのアムステルダムで飛行機を乗り継ぎ、日本の成田空港に向かいます。

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8月25日(月) 無事に帰国し、甘楽町に到着しました。 [11/11日目] 

成田空港到着 午前8時27分 成田空港第1ターミナル 

 ○午前8時27分、団員を乗せた飛行機・KL861便は、ほぼ予定通りの時刻に成田空港に着陸しました。日本への入国手続きを終え、研修団は午前9時過ぎに事務局と到着ロビーで合流できました。長時間のフライトで少し疲れが残っているようですが、団員からは笑顔が見えます。スーツケースの宅配手続きと残ったユーロの両替を済ませたら、バスに乗って甘楽町に帰ります。

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     ▲団員を乗せて無事に着陸したKL861便

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甘楽町に到着 午後2時30分 甘楽町役場玄関前

○途中、サービスエリアで昼食をとった後、午後2時30分に甘楽町に到着しました。ご家族や町関係者など大勢が出迎えるなか、チェルタルドでもらった赤い帽子をかぶって役場玄関前に整列します。

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○由田団長から帰国の報告をした後、茂原町長から研修団に対して労いのあいさつがありました。

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     ▲無事に帰国した旨を報告する由田団長                 ▲茂原町長による労いの言葉

○散会してご家族の元に戻った団員は、緊張が解けたのか、少しほっとした表情をしていました。研修期間中の思い出話でしばらく談笑した後、ご家族に連れられて、団員はそれぞれの家路につきました。

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      ▲11日ぶりに家族と再会した団員

 

 中学生研修団員のみなさん、11日間に亘る研修お疲れさまでした。今回の研修で得た多くの出会いと経験は、みなさんのこれからの人生において、きっと素晴らしい財産になります。この研修での経験が、団員のみなさんが将来、甘楽町とチェルタルド、日本とイタリアを結ぶ架け橋となるきっかけになってくれたらと思います。

 また、研修団派遣に当たり、甘楽町の子どもたちを温かく迎え入れてくださったチェルタルドのホストファミリーと市関係者のみなさん、本当にありがとうございました。 改めてお礼申し上げます。

 研修団のイタリア滞在中の様子は、帰国報告会で保護者のみなさんや学校関係者に紹介されるほか、団員の感想文を報告記にまとめ、多くの方々にご覧いただく予定です。

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