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【ホストタウン交流】ニカラグア共和国駐日特命全権大使・公使参事官からのメッセージ(全文)

最終更新日:2020年11月18日

コロネル駐日特命全権大使 ご退任、ヴィバス公使参事官 ご就任のおしらせ

 甘楽町は中米・ニカラグア共和国のホストタウンです。

 このたび、ロドリゴ・コロネル駐日特命全権大使が退任され、リカルド・ヴィバス公使参事官が就任されましたので、お知らせいたします。

 コロネル大使のご退任、ヴィバス公使参事官のご就任にあたり、町民の皆さんへのメッセージをいただきましたので、その全文をご紹介します。

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(写真左側から、茂原町長、コロネル駐日特命全権大使、ヴィバス公使参事官、森平副町長、近藤教育長)

ロドリゴ・コロネル・キンロッフ駐日特命全権大使からのメッセージ

 

美しい町、甘楽町の皆さまへ

 

私の「人生」という船は、駐日ニカラグア共和国大使としての旅を終え、新しい航海へ向かうこととなりました。他のどこの都市よりも日本のおもてなしの心を感じられた甘楽町。ここで私は最高に美味しい日本酒を飲み、一番美味しいりんごを食べ、甘楽町ならではの「味噌ピザ」を味わいました。また、消防団の皆さんとの「飲みニケーション」は、本当に楽しかったです。情熱的な役場の皆さま、素敵な紙製の籠やマスクなどを作る職人技を持った皆さま、また、国宝級の素晴らしい木工作品や私の部屋に飾ってある絵画など、「甘くて楽しい」甘楽町での経験の全てが一生の思い出であり、心に深く刻まれています。大好きな甘楽町の皆さまとお別れの挨拶をする時が来ましたが、皆さまとの友好の絆は既に繋がっています。だから、「さようなら」ではなく「また会いましょう」と言わせてください。本当にありがとうございました。

 

ロドリゴ・コロネル・キンロッフ

駐日ニカラグア共和国大使

 

リカルド・ヴィバス公使参事官からのメッセージ

親愛なる甘楽町の皆さまへ

 

初めまして、公使参事官のリカルド・ヴィバスです。甘楽町では、皆さまのおもてなしの心を肌で感じられて、とても嬉しかったです。駐日ニカラグア大使館の新しい顔として、甘楽町とニカラグアとの素晴らしい友好の絆を更に深め、より良い関係を築いていかれるよう努めてまいります。さて、本日は、常に私の心にある言葉、詩人マックス・アーマンの詩を皆さまと共有させて頂きたく、ご紹介します。

 

 

デシデラータ -切なる願い-
            
マックス・アーマン



たとえ喧騒のさ中にあっても、心静かにいなさい。
安らぎは、静寂の中にあるものだということを
忘れてはなりません。
できるだけ誰とでも、屈することなく仲良くしなさい。
真実だけを、凛として、静かに語り、
人の言葉に耳を傾けなさい。
どんなに愚鈍な人であっても、どんなに無知な人であっても、
語る言葉を持っています。
騒々しく、対立を好むような人々には
近づかないようにしなさい。
心を煩わされるだけです。
人と比べれば、己惚れか、嫉みを生みます。
いつの世にも、より優れた人も、
また、そうでない人もいるのです。

成し得たことを、
しようとしていることと同じように楽しみなさい。
例え、それがどんなに些細なことであっても、
自分がしていることに心を向け続けなさい。
時と共にその形を変える宝とは違い、
それはあなた自身のものだからです。
金銭を扱う時には十分に気をつけなさい。
世の中にはたくさんの罠が待ち構えています。
ただ、そのために善意にまで心を閉ざしてしまわぬよう。
理想に向かって努めている人々はたくさんおり、
偉大な勇気にもどこででも出会うことが出来るのです。

自分の心に素直でありなさい。
何よりも愛を装っていけません。
また、蔑んでもいけません。
全てが渇ききり、何の実りもなくとも、
愛だけは、常に生い茂る緑のようにそこにあるからです。
若さがなしえてきたことを潔くあきらめ、
年月の知恵に耳を傾けなさい。
突然の不幸にも自らを守ることができるように、
心を強く育てておきなさい。
自分で不幸を作り上げ、思い悩んだりしてはいけません。
恐れは、大抵、疲れや孤独が生み出すものです。

程よく己を律しながらも、自分に優しくありなさい。
木々や星々と同じように、あなたはこの世界の一部です。
ここにいるべき人なのです。
気づいていようといまいと、
世界は定められたように繰り広げられていきます。
だから、何を神と信じていようと、
神と敵対したりしてはいけません。
この混沌の世界の中で、何に苦しみ、
何を追い求めていようと、
心に安らぎを持ち続けなさい。
まやかしに溢れ、日々の苦役に苛まされ、
何の夢も持てないとしても、
それでも世界は美しいのです。

明るくありなさい。
そして、楽しむことに努めなさい。

 

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