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那須の獅子舞

最終更新日:2013年11月14日

指定:平成13年 3月23日 県指定重要無形民俗文化財
   昭和37年11月10日 町指定重要無形民俗文化財
所在地:甘楽町大字秋畑那須地内
見学:例祭日に見学可

56 那須の獅子舞 

 この獅子舞は、元明天皇の和銅年間(708~715)、日本各地から20人が京都に集まり獅子舞の振り付けをした。獅子舞を祭礼に奉納すべく伝授された中の一人に田村市郎左衛門教重がいて、この那須の地に伝えたのが始まりで、以来、天下泰平、国家安全、五穀豊穣、家運隆盛、悪魔を祓うことなどを守り神として、その徳をたたえた住民が安心して平和な明るい世の中を作ることを祈念したものだといわれている。
 獅子舞は稲荷流、笛の流派は下り葉流である。舞は全部で18庭あり、舞台掛り・御幣掛り・笹掛り・雷電切りなどがあり、かんざし踊り・子踊りは子ども達だけで踊る舞である。
 獅子頭は2組ある。それぞれ雄獅子2頭、雌獅子1頭を合わせて3頭で舞う、いわゆる一人立ち三頭獅子である。頭1組は漆塗りの一般的な獅子頭。もう一組は龍頭と呼ばれ、重箱獅子とも言われる。龍頭には漆を塗らず、毎年10月の稲含神社例祭に金紙・銀紙を新しく張り替える慣わしである。
 昭和26年4月県下に先駆けて保存会が結成され伝統の保存に努めている。平成23年11月には、文部科学大臣から地域文化功労者表彰を受賞した。 現在は10月第一日曜日の秋祭りで奉納されている。

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