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群馬県指定史跡 旧小幡藩武家屋敷松浦氏屋敷

最終更新日:2015年12月25日

松浦氏主屋の解体 (その2)

 

 前回に引き続き松浦氏屋敷主屋の解体です。
 今回は屋根材等の解体となります。

 最初はトタンの撤去です。   南より撮影。

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トタン撤去

 麦わらで屋根が葺いてありました。
 葺き替えの大変さや雨漏り等のため板材を固定してトタンを張りました。
 写真は主屋の西側です。 南側より撮影 。

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トタン撤去 

 玄関にあたる箇所です。わら葺きの様子が良く分かります。東北より撮影。

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トタン撤去後の状況

 玄関にあたる箇所です。トタンを張るため、写真のような板材を取り付け
ました。東南より撮影。

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トタン撤去後の南側全景

 トタン撤去後の南側の状況です。
 次に取り付けた板材を撤去しました。 南より撮影。

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麦わら屋根撤去前の状況

 板材を撤去し、屋根に丸太を水平に取り付けました。この丸太は屋根材を
撤去する時の足場となります。 南より撮影。 

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 屋根材の撤去

  屋根材の撤去が開始されました。長年のホコリ等が黒煙のように立ち上り
ました。あっという間に服も真っ黒になりました。 南西より撮影。

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  屋根材の撤去

 主屋北側の屋根材の撤去です。最初は屋根南側を撤去し、次に北側を行ない
ました。 西側より撮影。

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屋根材撤去後の状況

 屋根材を撤去すると、屋根下地や主屋の部材が顔を見せました。南より撮影。 

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部材の状況

 屋根下地の部材は杉丸太をとおし、丸太と丸太の間は竹で組んでいました。
 写真は主屋から南に張り出しているザシキの屋根です。 西より撮影。

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 部材の状況

 主屋の南側です。屋根下地の竹は折れていたりしていました。
 次に下地の部材は全て解体しました。 南より撮影。

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屋根材 

 屋根を葺いた材は、麦わらでした。
 松浦家の最後の屋根葺きは、おそらく昭和30~40年代前半頃に葺かれたもの
と思われ、麦わらで屋根を葺くのが普通でした。 
 写真は屋根材に使用されていた麦わらです。 

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