ホーム > 町の紹介 > 歴史・沿革 > 文化財メールマガジン > 群馬県指定史跡 旧小幡藩武家屋敷松浦氏屋敷 其の16

群馬県指定史跡 旧小幡藩武家屋敷松浦氏屋敷 其の16

最終更新日:2017年02月28日

 屋根葺き その2

 

萱(かや)葺きの開始

 下地葺きが終わり、萱をこれから葺きます。
 写真は下地葺きが終了した段階です。      南西より撮影

170228-1.JPG

 

 

 萱葺きは建物の角となる箇所より葺きます。
 写真は土間南側の角です。           東南より撮影

170228-2.JPG
 

 

 前の写真を横から見たところです。厚みがあるのがわかります。
                        北東より撮影

170228-3.JPG

 

 

エゴの木と縄で固定

 エゴの木は粘り気があり、そう簡単には割れませんので、カーブを
つくることができます。竹ですとカーブを出すことができません。
 写真は南に張り出した部屋の南東角です。    南東より撮影

170228-4.JPG

 

 

 エゴの木と縄で萱を固定させます。
 写真は南に張り出した部屋の南西角です。    南西より撮影

170228-5.JPG

 

 

萱をさらに葺く

 最初の萱葺きが終わると、また建物角より萱を葺きます。
 写真は南に張り出した部屋の南東角です。    南東より撮影

170228-6.JPG

 

170228-7.JPG

 

 

 南に張り出した部屋の萱葺き状況です。     南東より撮影

170228-8.JPG

 

  

杉丸太の取り付け

 萱葺きが進むにつれ、上れなくなりますので、杉丸太を取り付け
階段変わりとします。
 写真は南に張り出した部屋の南東角です。    南東より撮影

170228-9.JPG

 

 

 杉丸太を足場として萱を葺いてゆきます。
 写真は南に張り出した部屋の東側です。      東より撮影

170228-10.JPG

 

 

杉皮の設置

 写真は南に張り出した部屋(写真左側)と土間(写真右側)の交点と
なるため、雨漏り防止対策のためここに杉皮を設置します。
 写真中央下に杉皮があります。          東より撮影

170228-11.JPG

 

 

 必要な箇所に杉皮を設置します。
 杉皮は約63×33センチ、厚さ7~8ミリの大きさです。
                         東より撮影

170228-12.JPG

 

 

 杉皮の設置状況です。何枚も重ねて設置します。 東南より撮影

170228-13.JPG

 

 

 杉皮の設置状況です。エゴの木と縄で固定させます。 
                        東南より撮影

170228-14.JPG

 

 

 杉皮の上に萱を葺きます。杉皮は見えなくなります。
このように、見えなくなる箇所もしっかりと補強されます。

170228-15.JPG

                      屋根葺き その2 了

 

 

 

このページへのお問い合わせ

教育課 文化財保護係
住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
電話:0274-64-8324
ファクス:0274-74-5813