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茂原家住宅主屋・米蔵・隠居蔵・西蔵

最終更新日:2011年11月12日

登録:平成15年2月26日   登録有形文化財
所在地:甘楽町大字小幡1445-1

 茂原(シゲハラ)家は慶長(ケイチョウ)改元(1596)の頃、山城国宇治郡井手荘から移住して当地に落ち着いたという。当屋敷の初代は茂原恵真{寛文3年(1663)生まれ、宝暦4年(1754)没}であると伝える由緒ある家柄である。当家は慶応元年(1865)の「御相吉宅図」、文化3年(1806)「茂原家築山記」を残している。

 当屋敷には主屋(オモヤ)とともに、米蔵(コメグラ)、隠居蔵(インキョグラ)、西蔵(ニシグラ)が現存し、主屋を中心とした農家の屋敷構えに特色がある。主屋は江戸時代の2階建養蚕農家の例として貴重であり、土蔵は当家の隆盛を物語っている。また、主屋南側に位置する庭園は文化3年(1806)の築山と伝えられている。

 当屋敷はこの地方における江戸時代の農家の暮らしを偲ばせるとともに歴史的景観に寄与する資産としての価値を要している。

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