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護岸石の配置

最終更新日:2011年11月10日

名勝 楽山園 平成20年度の整備 南東庭園修復工事(6)

護岸石の配置1

護岸石の配置1

写真は池より水が流れて行く「流れ」と呼ばれる箇所です。「流れ」ですので池より小さな石を設置しました。この石の中が流れになります。
最初に水が流れる部分の整備です。三和土(粘土)を写真のようにつき固め、砂利を敷き詰めて行きます。水はこの部分を流れます。
平成20年10月1日.南西より撮影.

護岸石の配置2

護岸石の配置2

再三再四にわたった末に護岸石が設置されました。ただ石を置くのとは訳が違います。池護岸石のバランスや借景の景色を考え、またこの後に植栽されるマツ等の配置も考慮しながら設置しますので、日本庭園の専門家でなければ出来ない仕事です。
池はこの後粘土を敷設します。
平成20年10月16日.北より撮影.

護岸石の配置3

護岸石の配置3

護岸石は当時の石と新しく補充した石があります。このため、新しく補充した石に真ちゅう製のピンを設置し、仮に後世の人々が池を補修しようとしても分かるようにしてあります。
ドリルで石の後ろ側に孔を開け、長さ3.5cm、ピンの頭の直径1.6cm(ここに2008と整備の年を西暦で刻印してあります)を接着します。
石の下方の左側に設置してあるのがお分かりでしょうか。
平成20年10月23日撮影.

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