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燕(つばめ) 令和2年6月19日

最終更新日:2020年06月19日

子どもの頃の家は玄関の土間は広く、天井には2つの燕の巣がありました。
昼間玄関戸は開け放しも多く自由に出入りしていましたし、又、ストーブの
煙突の丸い穴が上のほうに開いていてそこから出入りしていました。
燕は朝早くから活動を始め、目覚ましではありませんが鳴き声で家族を
起こしてくれました。

卵から雛が孵ると賑やかになります、親鳥は雛の餌を朝早くから一日に
何回も運び、夕方には戻り規則正しい生活です。小さいときの糞は親が
持ち出しますが、大きくなると巣の中に糞はせず外に向かってしますので、
親が外に持ち出せないのは土間に落ちますがあまり気にはせず紙を敷いて
おく程度でした。
何より日毎に大きくなるのが楽しみで、巣の中で羽ばたきし家の中で
飛び立つ練習をして飛び立ちました。空になった巣を見ると寂しかった
のを思い出します。

家の玄関ドアを直したりしてからは自由に出入りができなくなり燕も
来なくなってしまいました。
また燕が来ないかといつも思っていましたが、家の中には入れません
のでどうしたものかと思案しながら長い間待っていましたら、今年燕が
二階屋根の垂木に取り付けた板、鼻隠しの裏側に巣作を始めてくれました。
これは何か良いこと、幸運を持ってきてくれたと喜んで巣作りを
見守っています。
雛の天敵のカラスに巣のありかを見つけられないように、そして無事に
飛び立てるように願っています。

梅雨空を燕はコロナをものともせず元気に飛び交っています。
小学生の孫も少年野球が始まりました。燕のようにコロナに負けず
皆さんが元気にと願っています。


甘楽町長 茂 原 荘 一

 

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